[タイトル]
安全。でも、安心できない・・・。—信頼をめぐる心理学
[著者]
中谷内一也
[出版社]
ちくま新書
[出版年]
2008年10月
[ノートor原著情報]
Noting
[要約&感想]
「安心」というものがいかに築かれるのか。社会の安心をいかにGetするか、という点に興味があって読んでみた。
前の山岸先生の「安心社会から信頼社会へ」に引き続いて読んだ本。
安心というものは、結局今日の分業社会では分業者がきちんと仕事をしてくれる、と思えるか。すなわち「信頼できるか」と同義である。
信頼を規程するもの
・能力・知識
・・・仕事をうまく遂行するための能力・知識をもっていること
・動機づけ・姿勢
・・・仕事をうまく遂行することに対しての動機づけ・誠実性がたかいこと
・価値類似性
・・・「仕事をうまく遂行する」ということについての価値観が同じであること。同じ目標をみれていること。
特に本書で主張している点は、これらの3点は実際に「信頼される側」の特性として「これらが必要」というのではなく、「信頼する側」が「信頼される側」に対してこれらを感じれるかという点。すなわち、「信頼される側」のインタフェースが大切だといっている。
そこから、リスクコミュニケーションであったり、情報公開であったりが大切となる。
社会が如何にリスク管理組織を信頼するか、非常に難しい問題だ・・・。
2011年10月17日月曜日
保守事故—ヒューマンエラーの未然防止のマネジメント
[タイトル]
保守事故—ヒューマンエラーの未然防止のマネジメント
[著者]
ジェームズ・リーズン、アラン・ホッブス (監訳:高野研一)
[出版社]
日科技連出版社
[出版年]
2005年7月
[ノートor原著情報]
Managing Maintenance Error : A Practical Guide
James Reason, Alan Hobbs,
Ashgate Publishing Limited.,
2003.
[要約&感想]
組織事故と対比して捉えたくなるタイトルだが、対比というより発展的内容。いや、その後の研究の棚卸といったほうが正確か。
「自動化が進んでも、自動システムのメンテナンスは人がする」ということからMaintenance Errorなのだろう。
エラーは状況に依存している、というだけでなくて、違反すらも状況に依存した違反というものが存在しているという指摘。ETTO原理に通じる話でもある。Efficiencyが求められる状況において、「それにこたえなければ」と思ってしまうと、ちょっとした確認行為でも「この部分は大抵大丈夫だ、今の状況では問題ないはずだ、たぶん、これは大丈夫だ」とおもって省略する。大抵の場合、本当に大丈夫なのであるが、それが偶々悪かった場合に、「違反」として浮かび上がってしまう。ただ、それは罰せられるべき違反なのだろうか?人ならば仕方がないはず。
Practical Guideとあるように、概念論に終始した組織事故よりも実践的な話が多くのっている。
特にオミッションエラーについてはかなり実践的な方法を引き出してくれるような話も乗っている。
リーズンもエラーマネジメントが大切だといっている点は興味深い。
要するに、事前の構えを築くことが大切だということ。ここで思ったのは、「結局個人の話か?」という質問。それに対しては、私自身としては、こう答えるか。
「心の中でのリハーサルは個人過程だが、それを呼び起こすのは職場の空気であったり、場の設計で、それはマネジャーの仕事」。
・・・なんとなく、人をマネジメントするのって、磁石の車を同じ極の磁石を使って動かすのに似ているよね。回りをコントロールして初めてうまく動いてくれる。無理やり引っ張ろうとしても、引っ張るための力がそれだけ必要になる。
また、スウェーデンの企業での取り組みの紹介は、非常に興味深い。
最後の方でレジリエンスという言葉にも触れていて、それへのチェックリストなども上がっている。これはまた詳しく見とこう。
なんとなく、
「ヒューマン・エラー」⇒「組織事故」⇒「保守事故」⇒「レジリエンスと組織事故」の流れで捉えると、リーズンの考え方の発展が分かる。
特に「保守事故」での安全文化の記述では、組織事故の時と違って3つの文化で構成されると書いてある。(組織事故のときは4つだった)
・正義の文化
・報告の文化
・学習の文化
組織事故では「柔軟の文化」が含められていた。⇒これに関しては、芳賀先生がこの間の電子情報通信学会の安全性研究会で触れていたのは興味深い。
「保守事故」では、学習の文化をアージリスの知見を元にしながら、組織事故のときよりも分厚く展開している。ダブルループ学習について。
また、正義の文化では、「裁くべきものは裁かないといけない」というのも言っている。
保守事故—ヒューマンエラーの未然防止のマネジメント
[著者]
ジェームズ・リーズン、アラン・ホッブス (監訳:高野研一)
[出版社]
日科技連出版社
[出版年]
2005年7月
[ノートor原著情報]
Managing Maintenance Error : A Practical Guide
James Reason, Alan Hobbs,
Ashgate Publishing Limited.,
2003.
[要約&感想]
組織事故と対比して捉えたくなるタイトルだが、対比というより発展的内容。いや、その後の研究の棚卸といったほうが正確か。
「自動化が進んでも、自動システムのメンテナンスは人がする」ということからMaintenance Errorなのだろう。
エラーは状況に依存している、というだけでなくて、違反すらも状況に依存した違反というものが存在しているという指摘。ETTO原理に通じる話でもある。Efficiencyが求められる状況において、「それにこたえなければ」と思ってしまうと、ちょっとした確認行為でも「この部分は大抵大丈夫だ、今の状況では問題ないはずだ、たぶん、これは大丈夫だ」とおもって省略する。大抵の場合、本当に大丈夫なのであるが、それが偶々悪かった場合に、「違反」として浮かび上がってしまう。ただ、それは罰せられるべき違反なのだろうか?人ならば仕方がないはず。
Practical Guideとあるように、概念論に終始した組織事故よりも実践的な話が多くのっている。
特にオミッションエラーについてはかなり実践的な方法を引き出してくれるような話も乗っている。
リーズンもエラーマネジメントが大切だといっている点は興味深い。
要するに、事前の構えを築くことが大切だということ。ここで思ったのは、「結局個人の話か?」という質問。それに対しては、私自身としては、こう答えるか。
「心の中でのリハーサルは個人過程だが、それを呼び起こすのは職場の空気であったり、場の設計で、それはマネジャーの仕事」。
・・・なんとなく、人をマネジメントするのって、磁石の車を同じ極の磁石を使って動かすのに似ているよね。回りをコントロールして初めてうまく動いてくれる。無理やり引っ張ろうとしても、引っ張るための力がそれだけ必要になる。
また、スウェーデンの企業での取り組みの紹介は、非常に興味深い。
最後の方でレジリエンスという言葉にも触れていて、それへのチェックリストなども上がっている。これはまた詳しく見とこう。
なんとなく、
「ヒューマン・エラー」⇒「組織事故」⇒「保守事故」⇒「レジリエンスと組織事故」の流れで捉えると、リーズンの考え方の発展が分かる。
特に「保守事故」での安全文化の記述では、組織事故の時と違って3つの文化で構成されると書いてある。(組織事故のときは4つだった)
・正義の文化
・報告の文化
・学習の文化
組織事故では「柔軟の文化」が含められていた。⇒これに関しては、芳賀先生がこの間の電子情報通信学会の安全性研究会で触れていたのは興味深い。
「保守事故」では、学習の文化をアージリスの知見を元にしながら、組織事故のときよりも分厚く展開している。ダブルループ学習について。
また、正義の文化では、「裁くべきものは裁かないといけない」というのも言っている。
2011年8月23日火曜日
安心社会から信頼社会へ
[タイトル]
安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方
[著者]
山岸 俊男
[出版社]
中公新書
[出版年]
1999
[ノートor原著情報]
[要約&感想]
「信頼」という言葉について調べたくて読んでみた本。
きっかけは、論文DBにもあるJR東日本のテクニカルレビューの基調論文から。
内容は、実際の研究成果を数字で示していて、非常にサイエンティフィックで興味深いもの。
そもそもの議論のスタートは「人をみたら泥棒と思え」で馬鹿をみるのか、得をするのか。
この本で主張しているのは、
・安心と信頼は根本的に異なるものである。
・安心とはそもそも相手の行動予測に不確実性が無い状態を認知した、それによって自分に危害が及ばないを認知したことによっておこる感情状態ことを指す
・信頼とは相手の行動予測において不確実性が存在する中で相手を「悪いことはしないだろう」と期待している時の感情状態のことを指す。
・過去の日本においては、閉鎖的なコミュニティを形成すること、集団主義社会を形成ことによって「安心」を得ていた。すなわち、閉鎖的なコミュニティを形成することによって、相互に相手の行動を監視しあったり、集団による血の掟のような規範で行動の不確実性を低減させることの方が適応的であった。そのための機会費用(維持コスト)と取引費用(導入コスト)の面からメリットがあった。
・しかしこれらかの社会においては、人やモノ、情報の入れ替わりが激しくなっており、閉鎖的なコミュニティを維持するための機会費用と取引費用のバランスが崩れ、閉鎖的なコミュニティを維持するためのコストが非常に大きなものとなるため、信頼による社会形成がより適応的となるのではないか。
面白い点は、色々な調査の結果から、「日本人はアメリカ人に比べて他人を信用しない傾向にある」や「他人を信用しない人ほど、人間関係に敏感になる」という結果。面白い。
安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方
[著者]
山岸 俊男
[出版社]
中公新書
[出版年]
1999
[ノートor原著情報]
[要約&感想]
「信頼」という言葉について調べたくて読んでみた本。
きっかけは、論文DBにもあるJR東日本のテクニカルレビューの基調論文から。
内容は、実際の研究成果を数字で示していて、非常にサイエンティフィックで興味深いもの。
そもそもの議論のスタートは「人をみたら泥棒と思え」で馬鹿をみるのか、得をするのか。
この本で主張しているのは、
・安心と信頼は根本的に異なるものである。
・安心とはそもそも相手の行動予測に不確実性が無い状態を認知した、それによって自分に危害が及ばないを認知したことによっておこる感情状態ことを指す
・信頼とは相手の行動予測において不確実性が存在する中で相手を「悪いことはしないだろう」と期待している時の感情状態のことを指す。
・過去の日本においては、閉鎖的なコミュニティを形成すること、集団主義社会を形成ことによって「安心」を得ていた。すなわち、閉鎖的なコミュニティを形成することによって、相互に相手の行動を監視しあったり、集団による血の掟のような規範で行動の不確実性を低減させることの方が適応的であった。そのための機会費用(維持コスト)と取引費用(導入コスト)の面からメリットがあった。
・しかしこれらかの社会においては、人やモノ、情報の入れ替わりが激しくなっており、閉鎖的なコミュニティを維持するための機会費用と取引費用のバランスが崩れ、閉鎖的なコミュニティを維持するためのコストが非常に大きなものとなるため、信頼による社会形成がより適応的となるのではないか。
面白い点は、色々な調査の結果から、「日本人はアメリカ人に比べて他人を信用しない傾向にある」や「他人を信用しない人ほど、人間関係に敏感になる」という結果。面白い。
2011年7月28日木曜日
組織事故とレジリエンス 人間は事故を起こすのか、危機を救うのか
[タイトル]
組織事故とレジリエンス 人間は事故を起こすのか、危機を救うのか
[著者]
ジェームズ・リーズン (監訳者 佐相 邦英)
[出版社]
日科技連出版社
[出版年]
2010.6.30
[ノートor原著情報]
The Human Contribution: Unsafe Acts, Accidents and Heroic Recoveries
James Reason
Ashgate Pub Co (2008/11/17)
[要約&感想]
システムアプローチから、人のリカバリー能力という点へのパラダイムシフトが行われつつあるのを感じさせる書籍。
リーズン自身も自問自答しているのが印象的。
↓↓
システムアプローチ、ヒューマンエラーは誰でも起こる、エラーの当事者もシステムの不適切さの被害者である、という考え方に基づいて、ひたすらシステムのリストラクチュアリングを志向するアプローチを進めてきたが、それでは限界がある。やはり最後は人のリカバリーがもとめられる。ただ、それは昔の「非難する文化、人に原因を求める文化」への回帰を言っているのだろうか?
リーズン自身は、「そうではない!」ということを主張している。
システムアプローチとヒューマンアプローチは結局は行ったりきたりするものだ、というより上位の視点で考えている。
その上で、両方をうまく融合したマネジメントを進める必要性を説いている。
印象的な点。
・運も大切。最後は運が大きく効いてくる。
・もっとも効果的な事故予防策は「事前の心の構えである」
・技術・技量の向上やシステムの改善は「しなくてよい」というものではない。それらは間違いなく「必要条件」。それらがなければ確実に事故の確率はあがる。ただ、確率であって、それらをしたからといって、偶然の要素から事故は起こりえる。現実は完全には統制しきれず、絶えず摂動が起こっている。
組織事故とレジリエンス 人間は事故を起こすのか、危機を救うのか
[著者]
ジェームズ・リーズン (監訳者 佐相 邦英)
[出版社]
日科技連出版社
[出版年]
2010.6.30
[ノートor原著情報]
The Human Contribution: Unsafe Acts, Accidents and Heroic Recoveries
James Reason
Ashgate Pub Co (2008/11/17)
[要約&感想]
システムアプローチから、人のリカバリー能力という点へのパラダイムシフトが行われつつあるのを感じさせる書籍。
リーズン自身も自問自答しているのが印象的。
↓↓
システムアプローチ、ヒューマンエラーは誰でも起こる、エラーの当事者もシステムの不適切さの被害者である、という考え方に基づいて、ひたすらシステムのリストラクチュアリングを志向するアプローチを進めてきたが、それでは限界がある。やはり最後は人のリカバリーがもとめられる。ただ、それは昔の「非難する文化、人に原因を求める文化」への回帰を言っているのだろうか?
リーズン自身は、「そうではない!」ということを主張している。
システムアプローチとヒューマンアプローチは結局は行ったりきたりするものだ、というより上位の視点で考えている。
その上で、両方をうまく融合したマネジメントを進める必要性を説いている。
印象的な点。
・運も大切。最後は運が大きく効いてくる。
・もっとも効果的な事故予防策は「事前の心の構えである」
・技術・技量の向上やシステムの改善は「しなくてよい」というものではない。それらは間違いなく「必要条件」。それらがなければ確実に事故の確率はあがる。ただ、確率であって、それらをしたからといって、偶然の要素から事故は起こりえる。現実は完全には統制しきれず、絶えず摂動が起こっている。
2011年7月8日金曜日
現代の認知心理学2 記憶と日常
[タイトル]
現代の認知心理学2 記憶と日常
[著者]
日本認知心理学会 監修
太田信夫 厳島行雄 編
[出版社]
北大路書房
[出版年]
2011/06
[ノートor原著情報]
[要約&感想]
全体に難解。
認知心理学を専攻する学生に対する大学院での授業などに使うにはいいかもしれないが、
初学者には困難。
ただ、脳科学やニューラルコンピューティングの知見も紹介していたり、
日常的場面での実践知としての記憶の研究を紹介していたりする点は
これまでの他の書籍にはなかった点だろう。
詳しくはHI学会(Vol.13, No.3)に投稿している書評を参照のこと。
現代の認知心理学2 記憶と日常
[著者]
日本認知心理学会 監修
太田信夫 厳島行雄 編
[出版社]
北大路書房
[出版年]
2011/06
[ノートor原著情報]
[要約&感想]
全体に難解。
認知心理学を専攻する学生に対する大学院での授業などに使うにはいいかもしれないが、
初学者には困難。
ただ、脳科学やニューラルコンピューティングの知見も紹介していたり、
日常的場面での実践知としての記憶の研究を紹介していたりする点は
これまでの他の書籍にはなかった点だろう。
詳しくはHI学会(Vol.13, No.3)に投稿している書評を参照のこと。
[エッセンシャル版]マネジメント 基本と原則
[タイトル]
[エッセンシャル版]マネジメント 基本と原則
[著者]
P.F.ドラッカー (上田惇生訳)
[出版社]
ダイヤモンド社
[出版年]
2001年
[ノートor原著情報]
MANAGEMENT: TASKS, RESPONSIBILITIES, PRACTICES
Peter F. Drucker
1973, 1974.
[要約&感想]
とにかく「自分たちの仕事は何なのか、何のためにあるのか、何であるべきか、何が自分たちの成果か」という問いに向かい合うこと。
突き詰めればこれ。
あと、心に響いた言葉は、
マネジャーに求められる最も大切で、最も得難い資質は「真摯さ」である
ということば。
この真摯さという言葉に、仕事をする上での心構えの全てが現れている気がする。
自分に対して真摯である
仕事に対して真摯である
仲間に対して真摯である
社会に対して真摯である
とにかく、これを忘れないようにしなければならない。
[エッセンシャル版]マネジメント 基本と原則
[著者]
P.F.ドラッカー (上田惇生訳)
[出版社]
ダイヤモンド社
[出版年]
2001年
[ノートor原著情報]
MANAGEMENT: TASKS, RESPONSIBILITIES, PRACTICES
Peter F. Drucker
1973, 1974.
[要約&感想]
とにかく「自分たちの仕事は何なのか、何のためにあるのか、何であるべきか、何が自分たちの成果か」という問いに向かい合うこと。
突き詰めればこれ。
あと、心に響いた言葉は、
マネジャーに求められる最も大切で、最も得難い資質は「真摯さ」である
ということば。
この真摯さという言葉に、仕事をする上での心構えの全てが現れている気がする。
自分に対して真摯である
仕事に対して真摯である
仲間に対して真摯である
社会に対して真摯である
とにかく、これを忘れないようにしなければならない。
2011年6月3日金曜日
セレクション社会心理学21 ステレオタイプの社会心理学 偏見の解消に向けて
[タイトル]
セレクション社会心理学21 ステレオタイプの社会心理学 偏見の解消に向けて
[著者]
上瀬由美子
[出版社]
サイエンス社
[出版年]
2002年
[ノートor原著情報]
[感想]
なんとなく、現場と間接部門・管理部門のいがみ合いって、
乗務員という点に限れば、
お互いにステレオタイプで見てしまっているのがあるのではないか
ということで読んでみた。
すごくヒット!!
離脱と脱同一視、集団規範としての脱同一視や
協同学習、
ステレオタイプの解消としての接触
そういった概念がすごく参考になる。
もう少し、ステレオタイプについて深く勉強してみたくなった。
セレクション社会心理学21 ステレオタイプの社会心理学 偏見の解消に向けて
[著者]
上瀬由美子
[出版社]
サイエンス社
[出版年]
2002年
[ノートor原著情報]
[感想]
なんとなく、現場と間接部門・管理部門のいがみ合いって、
乗務員という点に限れば、
お互いにステレオタイプで見てしまっているのがあるのではないか
ということで読んでみた。
すごくヒット!!
離脱と脱同一視、集団規範としての脱同一視や
協同学習、
ステレオタイプの解消としての接触
そういった概念がすごく参考になる。
もう少し、ステレオタイプについて深く勉強してみたくなった。
2011年5月14日土曜日
幸福ということ―エネルギー社会工学の視点から
[タイトル]
幸福ということ―エネルギー社会工学の視点から
[著者]
新宮 秀夫
[出版社]
NHKブックス
[出版年]
1998
[ノートor原著情報]
[要約]
心の張りがある状態が幸福な状態=一方でそれはストレスが掛かった状態。
幸福の4階建て論
1階:人間の本能的な「快」(恋、富、名誉など)を得て、増やす
2階:獲得した「快」を永続させる。
3階:苦難や悲しみを経験し、それを克服する。
4階:克服できない苦難や悲しみの中に、幸福がある。
[感想]
工学者が書いた哲学書。
工学は世の幸福を実現するためにあるとすれば、その幸福とはどのような状態なのかを知らないとどうしようもない。
ただ、残念ながら、この議論を突き進めて4階建ての幸福論を出しているが、それがどのように今後の工学と結びつくかは不明瞭。
要するに、幸福の4階建て論から、後半の今後の社会のあるべき姿の展望とはつながっていない。
とはいうものの、「メタボリズム社会」といったあたりや、「持続可能な発展」の「発展」という言葉に噛み付いている点、
さらには、経済規模の拡大のみを前提とした社会の進み方への警鐘・批判を行い、「拡大」ではなく「代謝」ができる社会であるべきだ、と唱えているのはもっともだと思う。
なお、哲学書を展望した内容を読むにつけ、「人の自律的意思決定」というものがありえるのかという哲学の議論が何百年、何千年も繰り返されてきている点を見るにつけ、
結局、「人の自律的意思決定」というものが人の根源的な欲求としてあるんだなぁ、というように感じる。
幸福ということ―エネルギー社会工学の視点から
[著者]
新宮 秀夫
[出版社]
NHKブックス
[出版年]
1998
[ノートor原著情報]
[要約]
心の張りがある状態が幸福な状態=一方でそれはストレスが掛かった状態。
幸福の4階建て論
1階:人間の本能的な「快」(恋、富、名誉など)を得て、増やす
2階:獲得した「快」を永続させる。
3階:苦難や悲しみを経験し、それを克服する。
4階:克服できない苦難や悲しみの中に、幸福がある。
[感想]
工学者が書いた哲学書。
工学は世の幸福を実現するためにあるとすれば、その幸福とはどのような状態なのかを知らないとどうしようもない。
ただ、残念ながら、この議論を突き進めて4階建ての幸福論を出しているが、それがどのように今後の工学と結びつくかは不明瞭。
要するに、幸福の4階建て論から、後半の今後の社会のあるべき姿の展望とはつながっていない。
とはいうものの、「メタボリズム社会」といったあたりや、「持続可能な発展」の「発展」という言葉に噛み付いている点、
さらには、経済規模の拡大のみを前提とした社会の進み方への警鐘・批判を行い、「拡大」ではなく「代謝」ができる社会であるべきだ、と唱えているのはもっともだと思う。
なお、哲学書を展望した内容を読むにつけ、「人の自律的意思決定」というものがありえるのかという哲学の議論が何百年、何千年も繰り返されてきている点を見るにつけ、
結局、「人の自律的意思決定」というものが人の根源的な欲求としてあるんだなぁ、というように感じる。
2011年2月8日火曜日
決定版 失敗学の法則
[タイトル]決定版 失敗学の法則
[著者]畑村 洋太郎
[出版社]文藝春秋
[出版年]2002.5.15
[ノートor原著情報]
[要約 感想]
図書館で見かけて借りた本。
学術書というより、畑村先生のエッセイといったところ。
P.67のマニュアル化についての指摘は面白い。そこから色々と考えてみた。
他にも、「親分道・子分道」というのも、要するにリーダーシップとフォロアーシップということだが、何となく、分かりやすい。「道」という言葉で精神性が示されているというか。
ただ、全体としては、本当にエッセイだった。。。
[著者]畑村 洋太郎
[出版社]文藝春秋
[出版年]2002.5.15
[ノートor原著情報]
[要約 感想]
図書館で見かけて借りた本。
学術書というより、畑村先生のエッセイといったところ。
P.67のマニュアル化についての指摘は面白い。そこから色々と考えてみた。
要するに、以下の図のようなループがあるということか。
他にも、「親分道・子分道」というのも、要するにリーダーシップとフォロアーシップということだが、何となく、分かりやすい。「道」という言葉で精神性が示されているというか。
ただ、全体としては、本当にエッセイだった。。。
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