[タイトル]
複雑系入門―知のフロンティアへの冒険
[著者]
井庭 崇、福原 義久
[出版社]
NTT出版
[出版年]
1998年3月
[ノートor原著情報]
[要約]
Part I 『複雑系』科学
Chapter 1 『複雑系』とは何か?
1.1 疑問形から始まる
1.2 世界の階層構造
1.3 固有名詞としての『複雑系』
1.4 創発
1.5 『複雑系』理解への道
Chapter 2 『複雑系』科学の位置
2.1 個別科学とその階層性
2.2 『複雑系』科学の位置
2.3 『複雑系』科学は科学革命を起こしたか?
Chapter 3 『複雑系』科学の方法論
3.1 構成的手法によるアプローチ
3.2 シミュレーション
3.3 アナロジー
3.4 『複雑系』を研究しなければ『複雑系』科学ではない
3.5 「理解の仕方」を理解する
Part II 複雑性の現象
Chapter 4 フラクタル
4.1 フラクタルの発見―海岸の長さはどうやって測るのか?
4.2 自己相似性―フラクタル図形
4.3 フラクタル次元
4.4 自然の中のフラクタル
4.5 自己相似性を用いて自然の風景を再現する
4.6 『複雑系』科学とフラクタル
Chapter 5 自己組織的臨界状態
5.1 砂山の雪崩に隠された規則
5.2 自然、社会の中にみられるべき乗法則
5.3 『複雑系』科学と自己組織的臨界状態
Chapter 6 カオス
6.1 決定論と非決定論
6.2 カオスとバタフライ効果
6.3 カオスの生成
6.4 動的な振る舞いの把握
6.5 カオスのアトラクタ
6.6 カオス生成の原理と特徴
6.7 『複雑系』科学における「カオス」の位置
Chapter 7 カオスの縁
7.1 セル・オートマトン
7.2 1次元セル・オートマトンとクラス分類
7.3 λパラメータとカオスの縁
7.4 λパラメータと複雑さ
7.5 カオスの縁
Part III 複雑適応系
Chapter 8 複雑適応系
8.1 複雑適応系
8.2 スキーマと適応度地形
8.3 集合的複雑適応系
8.4 適応的エージェント
8.5 複雑適応系と『複雑系』
Chapter 9 進化と遺伝的アルゴリズム
9.1 遺伝子という情報
9.2 ダーウィンの進化論と利己的遺伝子
9.3 遺伝的アルゴリズム
9.4 遺伝的アルゴリズムの実行の簡単な例
9.5 遺伝的アルゴリズムは何をしているのか
Chapter 10 カウフマンネットワーク
10.1 自然淘汰と自己組織化
10.2 自発的な生命の起源
10.3 遺伝子ネットワークの自発的秩序
10.4 遺伝子の非線形性と適応度地形
10.5 カオスの縁への自己組織化
Chapter 11 ニューラルネットワーク
11.1 脳とその構造
11.2 ニューラルネットワークのモデル
11.3 パーセプトロンによる学習
11.4 多層パーセプトロン
11.5 ニューラルネットワークは何をしているのか
11.6 他モデルと今後
Part IV 『複雑系』科学のフロンティア
Chapter 12 『複雑系』経済学
12.1 The Future of Economics
12.2 新古典派経済学
12.3 『複雑系』経済学
12.4 構成要素:主体の内部を見つめ直す
12.5 要素のつながり:ダイナミックなネットワークとしての経済
12.6 時間発展と進化:歴史性の重視
12.7 経済学における構成的研究事例
12.8 『複雑系』経済学はどこへいくのか
Chapter 13 人工生命
13.1 「可能な生命」という観点
13.2 コンピュータ上の生命
13.3 ボイド:群れのシミュレーション
13.4 すり抜けてしまった生命性
13.5 『複雑系』科学における人工生命研究
13.6 人工生命研究はどこに向かうのか
Chapter 14 カオス結合系
14.1 カオスをつなぐとは?
14.2 カオス結合モデル
14.3 カオス的遍歴
14.4 カオス結合系と脳
Chapter 15 内部観測
15.1 観測について考え直す
15.2 局所的な要素と内部観測
15.3 観測志向型理論
15.4 内部観測による時間発展モデル
15.5 創発とは矛盾を疑似的に解決すること
15.6 選択領域外部からの選択
15.7 観測志向理論への道
Part V 『複雑系』研究への道標
16.1 現在の「複雑系」科学再考
16.2 理解の新しい方法
16.3 科学の枠が広がるか、それとも・・・
[感想]
「創発」という言葉に興味をもって読んでみた。
本当に入門編・概論といった感じ。
だけど、入門者の自分としてはいろいろと勉強になった。
・「内部観測」という視点はアクション・リサーチの話にもつながる。
・局所的に決めたルールを積み上げることで、全体としての秩序があるかのように見えてくる。それが創発。
・創発は還元主義ではとらえきれない話。還元主義の下に個別の要素を研究するんだけど、それをいくら積み上げても全体秩序は説明できない。
・まさに個人と集団の関係は複雑系といえる。
・個人的には、シミュレーションであったり、遺伝的アルゴリズムであったり、ニューラルネットワークであったりといった手法を使った研究をしてみたいなぁ・・・。趣味みたいな話だけど。
もうすこし複雑系について調べないといけないかなぁ・・・
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