2012年1月1日日曜日

現代の認知心理学4 注意と安全

[タイトル]

現代の認知心理学4 注意と安全


[著者]
原田 悦子、篠原 一光 編著


[出版社]
北大路書房

[出版年]
2011

 [ノートor原著情報]

[要約]
大きく三部構成。

1 章から4 章までが「基礎と理論」、5 章と6 章が「発達・加齢と注意」、7 章以降が「安全管理とヒューマンファクター」。

 第1 パート(1 章から4 章まで)では、まず注意に関する研究の歴史(注意研究がスタートしたきっかけや今日までの流れ)が展望されるとともに、現時点で一般に合意されている注意に関する認知モデルが紹介される。
ついで、注意に関する脳神経科学での臨床的知見と認知心理実験に基づく知見との関係や、記憶(特にワーキングメモリ)と注意についてのそれぞれの概念の関係、外的に観察可能な行動や計測可能な眼球運動と注意の関係が紹介される。

第2 パート(5 章と6 章)では、まず主に乳児期から幼児期までを対象とした注意の発達過程についての研究が紹介される。ついで加齢にともなう認知機能の変化を説明するモデルが紹介される。

第3 パート(7 章以降)では、まず、「メンタルワークロード」という概念についての詳細な説明がなされる。続いてヒューマンエラーというものについての一般的・全体的な概説がなされた後、注意とヒューマンエラーの関係について紹介される。次いで、実務組織における安全とヒューマンエラーの関係やリスクテイキングの理論が紹介される。その後、具体的な実務場面として医療場面におけるヒューマンエラーや事故、さらにはそれらを防止するために現在取られている対策が紹介される。最後に、状況認識(SituationAwareness)という概念について紹介・解説がなされる。



[感想]
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